>>HOME >>殿堂店

過去、中華屋がコロコロと潰れていった魔のテナントに開店したお店。

よりによってすぐ向かいに「ラーメン二郎 関内店」なんてのも出来てしまったし・・・

おいおい、こんなショボくれた店、すぐ潰れちゃうんじゃねーの?
と、はじめはそんな程度の認識しかなかったのよ。

しかし、このお店は思わぬ牙を隠していたのだ!

中華街「杜記」出身という料理人は鍋に容赦ない辛さをぶち込み、
生半可な刺激じゃ物足りない身体の辛味マゾたちは狂喜したのだ!

看板の刀削麺の他、メニューの数こそ少ないものの、
本格的な味と辛さを炸裂させた四川料理が手頃に味わえる店ということで、
いつの間にか庶民派人気店の仲間入りを果たすことに!

そう・・・思えばここはワールドワイドなハマの暗黒街。
ユニーの脇ですれ違う人間達が日本語を話すことすら稀なアンタッチャブルエリアである。

日本人客の好みなど気にしなくても、
バキバキのチャイニーズ達が計り売りできるほど暮らしているのだった!

奴等は紅き唐辛子のパワーでその血を滾らせ、
青龍刀を煌かせながら夜の街へ走り出すのだ!
そうだろ、馳星周!

そんなわけで、客層はこの辺のホステスや、
生業がわからんような怪しい中国人が中心だと思うんだけど、
最近では飲み帰りのリーマンとかが、辛い辛いと泣き笑いで麺をすすっている場面も良く見かけるな。

店頭からの見通しもきくし、日本語も注文くらいは通じるし、
決して入り辛いお店ではないのだよ。

何よりうれしいのは深夜ぶっとおし営業ということ。
もし街が死んじまったような時間に夕食難民になっても、
ここに流れて来れば、旨くて活力の出るもんが食えるのは助かる!

ただ、我々のように川味に慣れない軟弱な奴らは
食ってるうちに汗や鼻水、涙がダっラダラになるので、
ティッシュなり、タオルなり、それなりの用意をしておけぃ!

それと、この店はかんなりユルいとこもあって、
料理人が急にいなくなって、何十分も帰ってこないこともあった・・・

そんなとこも中国っぽいよね!長河の流れのように雄大だね!
いや、全然褒めてはないんだけどなっ!

ひどいよな!

華隆餐館:http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14005003/

角切り牛肉入りの牛肉刀削麺は、
これぞ!というようなベーシックなスタイルだね。

具の角煮はすごく柔らかくはないんけど、歯ごたえが残り、
それっぽい味付けでスープにもよく馴染むのよ。

このお店の重要なポイントとして、
ベースのスープがなかなかイケるってことを忘れず挙げておきたい!

トンコツを徹底的に炊き出したような濃厚な白濁スープは、
もっちり太い刀削麺を受け止める強さがあるの。

上で散々辛さを煽ったけど、刀削麺なんかは辛さの指定が出来るし、
注文時に何も言わなければ、こんな感じでほとんど辛くないから安心してくれ。
辛くしなくても、十分旨いよ。

牛スジ煮がダイナミックに入った牛スジ刀削麺。
スジは大ぶりでブリッとネットリな噛み応え。
これは大辛指定なんだけど、まだむせずに食べられる程度かな。
香菜の風味も良く、旨いよ!

刀削麺の魅力は麺の太い部分とピロピロの部分の対比だと思うんだが、
ここの麺はとっても上手い具合に仕上げてあるんだよ。

麺の量もとにかくたっぷりだから、
サイドメニューを頼むのにも覚悟が必要だ!

ひき肉の乗った坦々刀削麺は辛いだけでなく、
酸味をきかせて、後味さっぱり仕上げてあるの。

ランチタイムは数種類の刀削麺が割引でいただけ、
ご飯と漬物がサービスされる。

空いてる時間も長めなので利用しやすいよ。

これは麻婆刀削麺の汁無しタイプ。
どんぶりたっぷりの麺でかなりのボリュームよ!

辛くしてもらったんだが、元々が汁そばよりも辛い設定。

熱いうちにすすることは絶対止めた方が良いと思う!
確実にムセるから!

ガツンとした辛さで麻婆豆腐自体はとても旨い。
しかし、麺全てに絡めると若干味が薄くなってしまうんだよね。

途中から舌がシュワシュワ麻痺してくるので、山椒油和えみたいな感じになり、
淡い味の豆腐が宝物のように思えてくる。

そこで、兄貴たちには悪いが、
半ばの段階で酢醤油をかけまわすことをオススメしたい。
味が締まってずいぶん食べやすくなるんだよね〜

食べ終わった後、胃がドコにあるかすぐに分かるほどの刺激と重さ。
でも、次の日に荒れることは無く、バックファイヤが起こるだけです。

五目焼刀削麺はB級中華の炒麺を思わせるオイリーな一品。

刀削麺てこういう焼きそば的調理でも食えるんだな。
ここまでくるとむしろ焼うどんに近いかもしれん。

比較的穏やかにいただけるので、
激辛料理のチェイサー的な役割で注文してもいいかもね。

四川炒飯も面白い体裁なんだ!
牛ひき肉がたんまり入っていて、米なのか?肉なのか?というバランス。

炒飯としてはやや油切れが悪いけど、ひき肉の香ばしさが良いんだよ。

豆板醤と自家製味噌の風味。
これはピリ辛の仕上がりよ。

泡椒牛肉は”華隆のおすすめ”とか書いてある壁メニューなんだが、
どの品にも”一番人気”とか”自慢の一品”とか書いてあるので、
何が本当のイチ押しなのかは、さっぱりわからねぇ!

これはいわゆる牛肉のにんにく唐辛子炒めなんだけど、
具に大根の古漬みたいなものが入っていて、
ただ辛いだけでなく、ほの酸っぱいお味なのよ。

どことなくタイ料理を思わせる味付けで面白いなぁ。
牛は軟く処理されていて、旨いわ!!辛いわ!



大ぶりの餃子も薄皮でパリッと焼かれていて、
ニラとにんにくの入ったコクのある餡がいいね!

四川牛肉飯は薄切り肉の水煮でなく、角煮が乗ってきたよ。

一見、そうは見えないだろうが。これもやはり相当に辛い!
だって、また辛くしてって言っちゃったんだもの、自分で!どんなMだ!

お肉は歯ごたえの残る仕上がりで、実に分かりやすいニンニクの風味とコク。
たじろぐぐらい大盛りのご飯が進むこと進むこと!たまらん!

今回はムセることもなく、楽勝かと思っていたら、
気が付いた時には顔面を滝のような汗が滴っていた・・・
鼻水もダラダラな。

>>ホーム >>殿堂店
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送